久し振りのテニスネタです。
本来は猫ブログのつもりは無いのですが(自分には無理です)、最近三流猫ブログの様相を呈していました...#59143;

さて、オリンピックが終わり、初っ端からマスターズ1000シリーズのトロント大会ROGERS CUPが行われました。
マスターズ1000大会は、グランドスラムに次ぐ規模の大会で、優勝者には1000ポイントが与えられます。
(ちなみにグランドスラムは2000ポイント、オリンピック優勝は750ポイントです)
本来は、ランキング上位選手には出場義務があるのですが、今年はオリンピック疲れということもあり、フェデラー、ナダル、フェレール等が欠場となっています。

本大会のシードは以下の様になっています。

1 N・ジョコビッチ(2位)
2 A・マレー(4位)
3 J・ツォンガ(6位)
4 T・ベルディヒ(7位)
5 J・ティプサレビッチ(8位)
6 J・M・デルポトロ(9位)
7 J・モナコ(10位)
8 J・イズナー(11位)
9 G・シモン(13位)
10 M・チリッチ(14位)
・・・
13 錦織圭(17位)
14 R・ガスケ(20位)

ロンドン5輪ではベスト8まで進んだ錦織圭ですが、今回は初戦の2回戦でS・クエリー(37位)に敗退です。
クエリーは198cmの長身ビッグサーバー。
疲労の影響もあったとは思いますが、序盤に7回あったブレークチャンスを生かせず、その後は良い所なく2-6,3-6で完敗です。
錦織は、I・カルロビッチ、J・M・デルポトロなど、長身選手(ビッグサーバー)を苦手としている様です。

その他の主なオリンピック出場組の結果ですが

マレー:膝の調子が良くないとのことで大事を取って3回戦棄権
ツォンガ:2回戦敗退(対J・シャルディ)
ベルディヒ:3回戦敗退(対R・ガスケ)
ティプサレビッチ:準決勝敗対(対N・ジョコビッチ)
デルポトロ:2回戦敗退(対R・ステパネク)
モナコ:3回戦敗退(対M・フィッシュ)
イズナー:準決勝敗退(対R・ガスケ)
シモン:2回戦敗退(対T・ハース)
チリッチ:3回戦敗退(対J・ティプサレビッチ)

と言う様に、3回戦(ベスト16)に残れたのはジョコビッチ,マレー,ティプサレビッチの3人のみで、殆どの選手はロンドンからの移動と、芝からハードコートへの急な変化が影響した様です。
そのような中で、逆に今回調子を上げてきたのが、14シードのR・ガスケ(20位)でした。
フランスのガスケ選手、天才児としてその才能は広く知られていましたが、長らく芽が出ませんでした。
しかし、今回久々にその才能を発揮してみせました。
元来天才肌で、感性のテニスといった感じのアイデア豊富な面白いテニスをする選手です。
彼にとって、マスターズ1000での決勝進出は、実に2006年の当大会以来のことだそうです。

見事決勝まで勝ち残り、ジョコビッチと対戦しました。

○(1)N・ジョコビッチ 6-3,6-2 (14)R・ガスケ×

結果的には敗れましたが、今後の活躍に期待が持てる戦いでした。

やはり強いジョコビッチは、3月のマイアミ以来のタイトルとなりました。
優勝こそ無かったのであまり目立ちませんが(去年が異常だったため?)、コンスタントに成績を残してきています。
優勝できないながらも、故障や早期敗退をしないことが上位ランカーには重要なことです。
その様な点で、4強の中でもジョコビッチが年間No.1の座に一番近い選手と言えるのではないでしょうか。